2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧
理解して欲しいなあと欲するのは悪いことじゃないと思うのだけれども,結局の所自分が理解して欲しいのは何か,という所から考えなくてはならないのだと思うと億劫で。伝えたいことが明確にあるわけじゃなくて,なんとなく伝えなきゃならないという状況がも…
君は幸せだろう。馬鹿だから。 馬鹿ってさ,過剰な余剰な一切を持たないんだよ。恐ろしく中味がない。その中味の無さが恐ろしくて,僕は馬鹿にはなれない。
誰かの重荷にならないように,その人を想うには,その想いを口にしてはならない。もう少し厳密にいうならば言語化できる可能性を潰すことだ。だから,沈黙は意味をなさない。
テクストは読まれ得る。テクストは読まれ得ない。 僕の作ったテクストは読まれ得る。僕の作ったテクストは読まれ得ない。 僕の作ったテクストの行間が読まれ得る。僕の作ったテクストの行間が読まれ得ない。 僕の作ったテクストのコンテクストが読まれ得る。…
お酒を飲むと,どうしようもなく笑いたくなったり,泣きたくなったり,死にたくなったりするのですごく体力を使うような気がします。体力に自信があるわけでもなく,肉体的なものをあんまり要らないな,と思っているような私としてはこれはキツい訳です。泣…
波がやってくる。 莫然たる静寂。とても耐えられなくて友人のところに行ったり実家に帰ってみたり。 だいたい日曜日と月曜日。 「寂しかったら寂しいって言ったらいいじゃん」 「言ってるじゃん」 「あ,そうだね。でも私にはどうしようもない」 「知ってる…
天の川すら肉眼で見ることができる空を,こんな素敵な夜空を貴女にも見せてあげたかったよ−− 死んでしまう前に僕のところに来れば良かったじゃないか。
そこにあるものは常に両義的である。それは常に記号として存在する。例えば,ここ数日見た夢の中で,私が性交した相手は,具体的なある女性,ではなく「女性」という観念にかかわるものであり,具体的な男性,ではなく「男性」という観念に関わるものである…
帰り道,雨。そして雷。さらに花火。いったい何故夜空が光っているのか,あるいは何故音が聞こえるのか,ぼーっとしながら目を閉じているとわからなくなる。車って密室なんですね。屋根に落ちる雨音とか。息づかいとか。寝息とか。服が擦れる音とか。